2011年11月11日金曜日

冬の使者

今日11日、遂に本州最北の地にも白鳥が飛んで来ました。当地は最北のわりに気温が少し高めの為、例年より少し遅いかも知れませんが、毎年この時期になると先祖達が会津から移住した最終の陸行を考えさせられます。牛の背に篭を載せ老人と子供を乗せて来た藩士達もいますが、歩きだけで来た藩士家族の困難は想像を絶します。藩札も信用無く、みぞれ降る中、お金も食糧も乏しく、着のみ着たまま、600キロ以上の凸凹道を下北までの行程は現代の人々には理解しにくい事と思いますが、その史実が残っている現在、人間死ぬ気で向かえば不可能は無いと言う、勇気をもらいます。今日は穏やかに晴れた当地方、夫婦と子供二羽の白鳥が我が家から3mの距離で平和な一時を過ごしておりました。

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