陸軍大将柴五郎が退役後、過って飢えと寒さに耐えた、むつ市落の沢の新田氏の借家と呑香(どんこ)稲荷を訪ねた時詠まれた歌。私なりに訳してみました、ご指摘があれば是非コメント下さい。
詩 かりまくら月日もふればさながらに、名残りぞおしき、かまふせの山
訳 私が子供の頃、飢えと寒さに苦しんだ斗南の借家は、いまもそのまま残っている。
昔眺めた、かまふせ山を見れば、過ぎ去りし過去がいとおしくなってくる。
詩 はらからの昔をここに志のぶかな、落しの沢の水くきのあと
訳 兄五三郎がこの落しの沢の稲荷に寝泊りした時に、柱に書き残した筆跡を見ていると
父や兄嫁や兄達の苦労が偲ばれ、やりきれない気持ちになってくる。
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