2011年8月19日金曜日

お盆

大間のお盆は7日盆(8月7日)から始まる。墓石の清掃をし、少しのお花と御菓子をあげて焼香してきます。13日の午前中は本格的供花とあられ(生米の上にお茶をのせ、水で浸したもの)水桶とひやく、ホゲ弁当(法界弁当の事で、故人が餓鬼に悪さをされないように施す弁当)や、故人が生前好みのお酒やたばこ、御菓子等、を並べ墓石に水をかけ、あられを割り箸で墓石いちめんにかけた後焼香し、家族皆で故人と一緒に弁当を頂きます。更に夜も墓参し、大人も童心にかえり、子供達と一緒に花火をやる日本でも大変めずらしい風習があります。私の聞いたところでは、長崎県にも花火をやる町があるそうですが、ひょっとして北前船で本州最北端まで来たのかも!墓参りは16日まで続きますが、当日清掃した後又20日盆があります。当町の町民の皆様の神仏への信仰心には感心します。
当家には墓石が三基あります。一基目が会津から当地へ来てから生まれ、明治20年に他界した私の曽祖父の二女の墓、二基目が曽祖父の長男(私の祖父)の長女(明治25年没)三基目が曽祖父(明治28年没)ですが、祖父は明治3年に斗南へ来て以来、一日も故郷会津を語らない日は無かったと言われていますが、25年間の会津へ帰る夢は曽祖父の死をもって、断念したようです。

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