2011年6月8日水曜日

平成23年度戊辰殉難者慰霊祭と総会

6月5日好天に恵まれ、斗南藩仮藩庁がおかれた、むつ市円通寺招魂之碑前において、円通寺方丈、熊谷絋全氏(斗南会津会特別顧問)以下一名の僧の元、厳かに慰霊祭が執り行われました。遠くは千葉県つくば市から参加した、会員の吉田さんを交え30数名、140年時の流れを各自の胸に、熱い時間の中に焼香を済ませました。
招魂之碑は源容大書
裏面碑文(旧会津藩士、南摩網紀)
碑文
明治戊辰之乱会津藩士奮戦各地死者数千人其忠勇節烈凛乎凌風霜矣及乱
平生者皆浴一視同仁之澤而死者幽魂独彷徨寒煙野草之間不得其所吁嗟哀哉
今茲庚子為其三十三年忌辰於是旧藩士居南部下北郡者胥膀謀建碑圓通寺
招魂祭之寺則旧藩主容大公封斗南時所館也


読み下し(徳江靖子氏)
明治戊辰之乱、会津藩士各地に奮戦す。死者数千人、その忠勇節烈は凛乎(毅然として)
として風霜を凌ぐ。乱平ぐにおよび生者は皆、一視同仁(差別をつけず全ての人を同じように
愛すること)の澤(恩恵)に浴す。而して死者の幽魂は独り寒煙(もの寂しい)たる野草の間を
彷徨(さまよう)し、その所を得ず。ああ哀しいかな、今茲(ことし)庚子(かのえね)はその
三十三年忌辰(命日)なり。是に於いて旧藩士の南部下北郡に居する者、碑を圓通寺に建て
招魂の祭りをあい謀る。この寺は即ち旧藩主容大公の斗南に封せらる時の館なる所也。


この後斗南ヶ丘の旧藩士の墓参りを済ませ、グランドホテルにて総会が開催されました。
議案審議の主なものは今回の震災により、会津若松市の避難者の受け入れが、かなりの
数になるため、会津若松市を応援しようと言う事から、支援金の応募方法でしたが、役員会
で審議した案が全員一致で可決されました。又会則改正案では新規会員の資格について
でしたが、昨今の事情から門戸を開き、広く、本会の活動の趣旨に賛同する者を以って組織
する。になりました。総会終了後、お待ちかねの懇親会に入りました。県議の菊池氏やむつ市長
の宮下氏を交え、和気あいあい、和やかな一時を過ごしました。

0 件のコメント: