大間の人々に古くから愛されて来た地蔵様です。町の人達には、じんじょ様と呼ばれています。話は今から300年前に大間沖で嵐にあって沈んだ船が積んでいたもので、乗組員は全員死亡し、嵐がやんでから村人総出で網をかけて船を引き揚げたところ、意外にも地蔵様が上がって来たので村人は喜び高台の見晴らしの良い、現在の場所に安置し、時の和尚さんにみてもらったところ、海上安全の御地蔵様だといわれ、供物等を上げて参詣するようになったそうですが、ある寒い晩、真夜中に白い着物を着た御地蔵様が(寒い寒い)と言って泣いていたので人々は今の様な堂を建立したと言われています。それ以来津軽海峡の船舶の海上安全、大漁祈願、海難遭難者、各戦争での戦死者供養、魚介類、海草供養が毎年6月23~24日近隣の方丈様方も出席され、盛大に執り行われています。祈祷、供養終了後各自持参の馳走を頂くならわしになっております。今年からみこ(いたこ)の口寄せが行われるそうですので、大間のまぐろも食べついでに本州最北端まで足をのばしてみては、如何でしょうか?又海上安全の地蔵尊は全国的にも少なく大変貴重なんだそうです
0 件のコメント:
コメントを投稿