2011年6月17日金曜日

御霊櫃峠出陣中日記帳其の17

1、六月十日稲沢源左衛門為御用爰元書記ニ而若松表へ遣し同十六日横沢御寺ハ
  帰りニ相成申候事。
1、舘村より浜路村へ引越六月十四日壱宿致浜路より横沢村御寺へ同十五日之夕方
  引移シ申候事。
八月四日
1、稲沢源左衛門義為御用若松表へ罷り登候事
1、沼山猟師源作同断ニ候事
1、安味帯刀、斎藤良之助両人、只野道辺探索相済罷り帰り候所、早速右之次第
  浜路表へ申し遣候、追い返し遣候ニ付、弐朱御渡相成候事
1、二本松木幡東筋戦争手負横沢村来帰る下宿療治致候様、御家人両人家来三日夜
  出奔致候由追々申来随而御頭様御供事之御都合も在之浜路迄御出張相成候処
  其の折横沢来帰るへ御立寄、直様病院ニ而御応椅別書名前書左之通夕刻御帰り
  相成候事
  丹羽左兵衛太夫家来、劉 又郎、佐藤久左衛門、?野川太兵衛、今江宗淋


十七回忌招魂祭追善詠歌
散り行ていゝと匂ひをますら男の
           はるに会津の山桜はな
                         橋爪 波江子

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