2011年7月8日金曜日

見送り絵

大間町稲荷神社例大祭に出陣する仁和賀山の、昼間、山車(だし)の後部に飾る、布製の見送り絵です。今から40数年前に作成されたものがボロボロになった為、当時30代だった藤枝さんが、今回80代最後の力を振り絞り完成させました。家のかーちゃんも仁徳天皇のフアンで、天皇へ真珠の首飾りを献上しました。

絵は仁徳天皇です。仁徳天皇は日本最古の民主主義者と言われていますが、この絵は、ある時天皇の宮殿から村々を眺めている時、一軒の民家からも夕食の時間なのに煙が上がっていないことに気づきました。それは税金が高い為、庶民が米を買えないのだと気づき、其の後は自らの食事も控え、更に宮殿の修復等も控え、税金も下げて、毎日民家から煙の上がるのを楽しみに待っていたそうです。これは其の一筋の煙が上がった瞬間を見ている、仁徳天皇の想像図です。今の日本の政治社会と比較したら、先生方に怒られるかも知れませんが、古代日本に私欲を抑えて民衆の為に尽した天皇がいたと言う事は、現代日本の鏡だと思います。

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