2011年2月5日土曜日

嘘のような本当の話

私は女房のカバン持ちで良くスーパーへ買い物に付いてゆく、女房に運転免許が無い訳ではない。雪道が怖いだけです。スーパーでは必ず魚売り場をのぞくことになるけど、鮑(あわび)の高いのには毎回驚きである。
今から60年前私が10歳のころ、夏休み中は毎日のように、隣の餓鬼大将クロちゃん(色が黒いのは朝から晩迄外で遊んでいるから)と弁当も持たず磯へ出かけ鮑を採ったものです。素潜りで一回に5,6個だから50回潜れば300個近い数です。サイズは5,6センチですが弁当代わりに50個位たいらげます。今買って食べれば完璧に破産しますね?又家の裏の海で遊んでいる時も近くの加工場の干場には中国向け
乾鮑用の鮑が数えきれない位干してあり、ついつい子供心に1,2個頂いてしまいますが、加工場のおやじさんは、あんまり喰うなよ!で終わりました。又朝は漁師のかっちゃ(おくさま)が鮑のいっぱい入ったもっこう(木製の背負い箱)を背負い集荷場へ行く途中我が家によって、ほれとせ(どうぞとってください)と云って大粒の鮑を2,3個置いてゆく事は極普通だったようです。その後成人になって気付いたのですが(自然を保護することの大切さ)遅かったかなーーー。それにしても今思えば津軽海峡は宝の海だったんですね。
古き良き時代のお話しでした。

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